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仙川の音楽・芝居小屋建設と保育園の待機児解消問題

仙川の駅に近い細長い三角形の土地に「音楽・芝居小屋」を建設するために、隣接地に建つ仙川保育園も建て替えるという構想が発表され、複合施設建設が突然浮上しました。
土地代金も入れ総経費14億円といわれる仙川の音楽・芝居小屋建設。市民から建設の要望があったわけでもなく、突然の建設計画には地元の人もびっくりしているという話も聞いています。
それも収容人員はわずか200人ほど。グリーンホール大、小、くすのきホールなどをもっていながら、なぜ今ホールなのか。「ハコモノ行政の見直し」はどうなったのか。財政難のなか必要性にも疑問がある14億円のハコモノ建設は市財政の改革に恥じないのかと思えるものです。
そしてこの5月、保育園の建設費5億円と合わせると20億円といわれる、安藤忠雄設計の保育園との複合施設、音楽・芝居小屋が完成しました。
昨年の議会では、「仙川保育園の建て替えによって増やせる定員はわずか10名、5億円で、新たに保育園を建設したら、一挙に100名以上の待機児解消になるではないか」と議員に追求されていました。建て替えが早急に必要なほど老朽化しているわけではない保育園をなぜ5億円もかけて建て替えたのか、疑問が湧いてきます。
そしてこの9月議会で、仙川保育園に関して新たな問題も指摘されました(新聞でも報道されました)。完成したばかりの仙川保育園の補修費に750万円の補正予算が議会に出されたのです。完成した保育園を見た保護者から、コンクリートむき出しの柱の角に子どもがぶつかったら危ない、子どもが柵を乗り越えて落ちたり、物を投げて落下したら危険と思われる箇所がある等々という心配が出され、担当者もそれを認め、追加工事が行われたのです。250本もあった柱にはマットのようなものが巻かれ、落下の危険があるところは、防御ネットが張られていました(実際に見てきました)。
9月議会でも「安全が最も大切な保育園なのに、なぜこんなことになったのか、完成するまでチェックしなかったのか」と厳しい質問が議員から飛びましたが、市長、担当者は「申し訳ない、2度とこのようなことが起こらないようにする……」という答弁を繰り返すばかりでした。


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