ボサノヴァコンサートへ行って
「ヴォサノバってなに?」という夫に「南米の音楽でしょ」とイバって答えたものの。詳しくは知らない。 「リオのカーニバル」っぽい情景が頭をよぎったので、ブラジルの音楽かな?とは思ったのだが。 そんなわけで、暑く、熱く、もしかしたらちょっと騒々しい…雰囲気を想像していたのだが、全く逆だった。 ギター&ヴォーカルの布施尚子さんも、愛を高らかに熱唱するオネエサマかと思いきや、軽く、甘く、 ささやくような(だった)ヴォサノバがぴったりの、カワイイお嬢さんだった。 前回のコンサートは、お一人だったそうだが、今回は、ベースとパーカッションをみつしまえいじろうさんが 担当。トライアングルの響きを止めながらリズムをたたく技。結構難しいらしい。 ヴォサノバ。聞いてみれば、よく耳にしているナンバーもあり、「こ、この雰囲気なら夫ときたかった!!」 と思った。室内、もう少し暗くて隣に寄り添えるステキな男性の肩(別に夫じゃなくてもいい)でもあったら、 最高だっただろう。現実は…。5歳の娘がすりよってきただけだったが。 「甘さをおさえた」というケーキもあま〜く感じられた。コーヒーもおいしく、娘と二人幸せ気分に浸った ひとときだった。 :私が思っていたのは、「サンバ」だった。 サンバの持つ激しいビートや即興姓をとりのぞいたシンプルで洗練された音楽がヴォサノバ。 リオデジャネイロの南部に住む裕福な白人達が作り出した音楽のため、黒人音楽サンバと対比される傾向が ある。(「現代用語の基礎知識」より)