佐伯市でも問題になりました 2005/05/09(Mon) 13:10 - 旅がらす
http://ww6.tiki.ne.jp/~abakan/komatta-mondai0326.htm

入札に物言い!市民・業者にメリットなし
ごみ有料化の諸問題

  合併後のゴミ有料化に伴う、佐伯市の指定ごみ袋入札において、市が発注した上下グリップ型ごみ袋が特定メーカー(本社・大分市)の特許製品である事が市内業者の指摘により、分かった。指摘した業者によれば、同ごみ袋は特許の関係上、限られた業者しか扱う事が出来ず、そのため市内業者のほとんどが入札に参加できない、また、市内で一般的に使われている平袋型のごみ袋と比較した場合、袋一枚当たりの単価で、二倍近い価格になるという。

  この指摘を受けて、市清掃課は10月8日に予定していた入札を急きょ、中止した。同課の染矢善明課長は「市民代表らで構成される市廃棄物減量等推進審議会、南郡町村との協議を経て、発注するごみ袋の仕様を新しく選定し直す。合併日時の都合上、11月中には納入業者を決定したい」と話している。

■「特許製品と指摘」■
 
今回、佐伯市が発注したごみ袋は、袋の上下に持ち手がついた「上下グリップ型」と呼ばれる製品。中にゴミを入れた状態で、上下どちらからでも掴めるため、収集の際の利便性が高いとされる。
 
  対して、市の発注に抗議した市内の業者は「上下グリップ型のごみ袋は特定メーカーの特許製品」と指摘する。故に、そのメーカーと取引のある業者でなければ扱う事が出来ず、市内に取引のある業者はほとんいない、即ち市の事業にも関わらず、市内の業者が請け負えない、これでは地域経済への波及効果も見込めない、とする。
 
  加えて、現在佐伯市内で一般的に使われている平袋(持ち手のない寸胴の袋)型のごみ袋と比較した場合、1枚当たりの単価で、ほぼ2倍近い価格になるという。

  そのため、抗議した業者は「これだけ財政危機が叫ばれている今、わざわざ高額のごみ袋を発注する必要があるのか?」と疑問を呈している。この点については、中止されたごみ袋の入札に参加を申し入れていた業者も「特許のある製品を使う必要があるとは思えない」とコメントしている。 
 
  また、抗議した業者によれば、仮に平袋型のごみ袋を発注すれば、市内の業者も扱える上に、特許などの問題もなく、また極めてポピュラーな製品のため、結果として入札金額が下がり、市財政への負担が軽減されると予想される。

  逆に上下グリップ型のごみ袋では、扱える業者が限られるため、所謂「売り手市場」となり、市は高額で購入せざる得なくなる、結果的に市民の負担になる、と話している。

(以下詳細つづく...)

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