調布飛行場拡張計画

調布飛行場(秘)拡張計画

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↑導入が検討されているDHC-8型旅客機
もし貴方の家の上をこんな大型飛行機が毎日何便も飛ぶようになったら貴方は調布市に住み続けることが出来ますか?

もし調布という緑多い環境の町に期待して住居を購入して、 それから数年後に、毎日こんな大型飛行機が頭の上を飛ぶようになったら 貴方は許せますか?

もし早朝から夜遅くまで、晴れの日も、雨の日も、霧の日も、雪の日も、 毎日休まずこんな大型機が調布の市街地を低空で飛行することを 想像したことがありますか?

でもこれらは「もし」ではなく、具体的に内密に計画されていることなのです。 耳を疑うかもしれませんが、残念ながらこの情報は信頼すべき筋によるものです。 あの飛行場推進派の前市長でさえ絶対にやらないと約束した飛行場の機能拡大を実現しようとしているのです。 そうなった場合、調布市民はどのような環境にさらされるか想像してください。 計画は決定されてから市民に公表されるでしょう。そうなってからでは手遅れです。

二枚橋のゴミ焼却場の移転問題をご存知ですか? 飛行場機能拡大のためには、どうしてもあの焼却場の煙突の撤去が必要です。 導入を検討している超大型機種にとって、あの煙突は離発着の最大の障害物となります。 そのため、市では様々な理由をこじつけてあの焼却場の撤去を目論んでいます。 数少ない自然が残る野川公園の木も大半が伐採されることになります。

これから調布市に住居の購入や転入を検討されている方には、 「東京都」及び「調布市」に、調布飛行場滑走路延長(機能拡大)に関する情報公開を 請求されることをお勧め致します。公開されない場合は隠蔽されていることになります。

(注意)
1.本情報の信憑性につきましては、各自の責任でご判断下さい。
2.本情報によるいかなる不利益に対しましても、当社では一切責任を負いかねますので予めご承知ください。
3.本情報は、2003年5月12日に調布市長へ、2003年5月29日に東京都港湾局長へ、公開の旨を通知済です。


(追加情報-1)
調布飛行場滑走路拡張整備検討内部資料 (東京都港湾局離島港湾部計画科作成)

項  目 A案:滑走路長 890m B案:滑走路長 1000m C案:滑走路長 1200m
整備方針 位置:現況のまま
整備:野川公園側に90m延伸
位置:野川公園側に200mシフト
整備:野川公園側に400m延伸
位置:スタジアム側に100mシフト
   :ターミナル側に70mシフト
整備:1200m新設
整備基準 着陸帯の等級:H (500〜899m)
進入表面勾配:1/20
転移表面勾配:1/7
着陸帯の幅:60m
滑走路の幅 25m (既設 30m)
着陸帯の等級:G (900〜1079m)
進入表面勾配:1/25
転移表面勾配:1/7
着陸帯の幅:120m
滑走路の幅 30m (既設 30m)
着陸帯の等級:F (1080〜1279m)
進入表面勾配:1/30
転移表面勾配:1/7
着陸帯の幅:120m
滑走路の幅 30m (既設 30m)
航行機材 DHC-8-200(重量制限必要)
(最大客席数:39名)
* 離陸時26名に制限(小笠原空港検討結果)
DHC-8-300(重量制限必要)
(最大客席数:56名)
DHC-8-300
最大客席数:56名
最大航続距離 1795Km
* 重量制限がない場合
1626Km
* 重量制限がない場合
1626Km
支障物(住宅) 用地買収: 0u
        0件
用地買収: 76600u
        119件
用地買収: 79800u
        151件
支障物(野川公園) 樹木伐採:9100u
       450本
樹木伐採:90300u
       4500本
樹木伐採:98000u
       4900本
支障物(その他空港内) なし 格納庫、民間事業者 ターミナル、格納庫、民間事業者
概算工事費 拡張整備費: 1億  総計: 2億
補償費   : 1億
拡張整備費: 8億  総計: 263億
補償費   : 255億
拡張整備費: 19億  総計: 302億
補償費   : 283億
備  考 ゴミ焼却場煙突は撤去する必要あり ゴミ焼却場煙突は撤去する必要あり ゴミ焼却場煙突は撤去する必要あり



(追加情報-2)
滑走路拡張整備検討の隠蔽を取り繕うため、調布市は「市報ちょうふ2003年9月5日号」に 慌てて調布飛行場の現況を掲載しました。 こちらが調布市役所ホームページ「市報ちょうふ」の該当ページへのリンクです。

 ・「市報ちょうふ9月5日号2ページへリンク」 (PDFファイルです)

この記事は、一見体裁よくまとめられていますが、その中身は詭弁であると言わざるを得ません。
  • 飛行場の現状を拡大させない条項
    この条項は表向きのもので、現状では上述のとおり、内部で極秘の拡大計画を進めています。

  • 離着陸回数の制限について
    「年間離発着回数は23000回を上限とし、さらに削減を努めること」という条項に関して、平成13年が17076回、平成14年が17365回で、 いずれも制限を満たしているとされていますが、それは、これ以上需要がないから結果的に制限を満たしているだけで 削減努力をしているわけではありません。元々23000回という回数は何の根拠もなく決められた回数ですから、現状に合わせて この年間離発着回数の制限自体の削減に努めるべきだと考えます。

  • 日曜日・祝日の離着陸回数について
    「日曜日・祝日の離着陸回数は、平日の30%以上の削減を図ること」という条項に関して、平成13年は平日13758回に対し、 日・祝日は3318回で対平日比24%、平成14年は平日14439回に対し、日曜日・祝日は2926回で対平日比20% となっていると記載されています。 この記事を見てどう思われますか?平日の30%以上の削減というのは、日曜日・祝日の1日の離着陸回数を 平日の1日の離着陸回数より30%以上削減するということです。これは、休日くらい少しでも騒音公害を 削減させるという住民に対する配慮から出来た条項です。しかしこの記事の計算は詭弁です。 日曜日・祝日の回数は、1年間のうちの日曜日・祝日の日に離着陸したすべての合計となっています。平日も同様です。 休日(たとえば日曜日)は平日の1/7しかありませんから、合計回数が少なくなることは当然のことで、 こんなことは子どもでもわかります。

  • 飛行場の運用時間の制限について
    「平日の運用時間は、午前8時30分以後、日曜日・祝日は午前10時から」と条項で定められています。 上の項目と関連しますが、「日曜日・祝日は午前10時から」というのは、 休日くらい早朝は静かにしておこうという住民に対する配慮から定められたものです。 しかしどうでしょう。この条項には「高度に公共性がある場合(航空運送事業者の旅客便など)や 緊急時(医療活動など)を除き」という除外項目があります。 この、高度に公共性がある場合の中に、航空運送事業者の旅客便などと明記されています。 つまり、調布と伊豆七島を結ぶ離島便(二地点間と呼んでいます)は除外されているのです。 平日も含めて、午前8時30分から定期的に運行する機体はこの離島便しかありませんので、 つまり、平日も、日曜日も、祝日も、常に朝8時30分から騒音の公害を被ることになります。 また、離島便以外に「高度に公共性がある」ものについてですが、この規定は非常に不明瞭で、 飛行場管理事務所が「公共性がある」と独断で判断したものがすべて適用されることになります。 そして、この「公共性」の中身については一切公開されていません。 つまりこれは、全く機能していない条項のひとつです。

  • 事前協議システムについて
    市では、都から協議のあった事項について、市民と学識経験者で構成する「調布市調布飛行場対策協議会」で協議して 新たな管理運営に関わる事柄を決めているとありますが、それではこの「調布市調布飛行場対策協議会」とはどのようなメンバーでしょう。 殆どのメンバーは前調布市長の独断と推薦で決まった方々です。飛行場推進派の前市長の意志を 受け継いで構成されたメンバーが集まる「調布市調布飛行場対策協議会」で公正な協議が出来るのでしょうか。

  • その他(飛行場まつりについて)
    10月に調布飛行場で開催される飛行場まつりで体験飛行を行うという話があります。 推進派で構成される「調布市調布飛行場対策協議会」でも殆どのメンバーが賛成を示しています。 推進派は飛行場を拡大させたいメンバーですから、飛行場の大きな宣伝になるこの企画に賛成するのは当たり前です。 また、市民の方々の中には、「体験飛行、いいじゃないか!」「ぜひ乗ってみたい!」 という方々も大勢いらっしゃると思います。 ただその一方で、この体験飛行によるさらなる騒音被害を被る方々も多くいらっしゃいます。 祭だからいいとか、一年に一回だけだから我慢してもらえばいいというのは、主催者側の 非常に身勝手な理論です。 騒音被害を被る住民の方は、この「飛行場祭」の日だけではありません。 毎日毎日被害にあっていながら、この「体験飛行」でさらに多くの被害を被ることを 理解し、配慮が出来るのであれば、このような発想は生まれるはずがありません。 調布市政策室長は、「市民の財産、生命、健康を守ることが大原則」と明言していますが、 実際に行っていることは、全く逆です。

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